最近はこれまでのような頻度でエリアトーナメントに参戦することが叶わず、ブログのネタもありませんでしたので久しぶりの更新となります。
なんとか時間を見つけて参加したドットコム五頭戦では詰めの甘い自分の釣りに悔しい思いをし、不忘戦は「自分は釣りが下手」という事実以外は何も見出せない、散々な結果に終わりました。
ただ、不忘戦のひどい結果を受け、釣りに対して謙虚になれたせいか、昨日参戦したキングの鉄板王頂上決戦では、変な欲を出さずに迷いのない釣りができました。
結果、準優勝を果たすことができたのでブログの更新となりました。
令和最初の鉄板王は、一日中分厚い雲に覆われ断続的に小雨の降る梅雨時期の大会となりました。
自分は昨年のマスターズ戦以来のキングなので、最近の状況はさっぱりわかりませんでしたが、夏の陣の状況や効きそうなカラーなどをチームメイトに教えてもらい、それを信じ切って試合に臨みました。
<1回戦・20分2ローテ・3人中2人抜け>
1回戦の釣り座はA3−3で前半組。ちなみに審判はADBの代表で、後半組はADB3人の潰し合いでした。さらに左隣はヴァルケン代表とテスターさんの対決だったりして、久々に業界人が数多く集うトーナメントに参戦したことを実感します。
ラッキーなことに自分の組は3人組でした。メンバーはゴットハンズのRさんとチームメイトでもあるアンシスのI藤さん。
放流ラウンドなのでドーナ2gからスタートしました。久しぶりのキングの放流に手こずりはしましたが、周りと比較して遜色ないくらいには数を稼ぎました。
この日は予想以上に深いバイトが得られていたことから、前半はドーナ2gを巻き通すことにし、試合開始10分経過後にオレ金から単金にチェンジし、レンジを変えながら放流魚を追いました。計11本の2位で前半を折り返しました。
後半はドーナ1.5gからスタート。反応のあったレンジを少しゆっくりトレースしていきます。ドーナ2gと同じように良いバイトが出るのですが4本もバラしました。これはフックだと考え、2回戦以降はヴァンフックの21-#7に変えて問題がなくなりました。
しかし、ドーナでバラしている間に活性も下がり、以降はハイバースト1.6gで2本とアイスフェイク1.6gの1本で終わりました。ただ、レンジとカラーを合わせられれば、まだまだハイバースト1.6gで行けそうな感触をつかみました。
結果、16-14-10の2位で2回戦に進出できました。
<2回戦・15分2ローテ・タイマン勝負>
A6−4で前半組。2回戦からタイマンで、相手はエキスパK倉さん。
2回戦も放流ラウンドになりますが、放流量が少なくなり経時的な変化も加わるので、1回戦の釣りが通用せずにあえなく撃沈となることが多いのです。
しかし、1回戦の放流では深いバイトが出ていたので、今回はゆとりを持って2回戦をスタートできました。
放直はドーナで釣り通すと腹を決めてスタートした2回戦は、バイトがあってもアワセを入れず、ブロンズウルフ59MHの硬いティップを持って行くような強いバイトだけを確実に取りに行きました。
また、あくまでも活性の高い放流魚を取るという算段なのでカラーローテは強気強気を意識し、浅いバイトが続いても先ずはレンジのズレを疑い、むやみにルアーやカラーを落とすことは避けるよう意識しました。
その結果、放直はノーミスで相手にリードできました。
1回戦でバラしが続いたドーナ1.5gですが、フックセッティングを変えることでセカンド以降の釣りをノーミスで終えることができました。
結果は11-5で勝ち。1回戦で掴んだ感触を活かした良い釣りができたと考えています。
<3回戦・15分2ローテ・タイマン勝負>
放流ラウンドは何とか切り抜けてきましたが、放流のない3回戦はどうなるかわかりませんでした。
釣り座は7-3でタイマンの相手はO竹さん。セカンドで反応が良かったドーナ1.5gをチョイスし、カラーもメタリック系のローテを考えました。
2投目にカウント5で良いバイトが出て幸先よく1本を取ることができました。巻きスピードは2回戦よりもゆっくりで良さそうです。
カウントを下げてもバイトが出ないので、とりあえずはカウント5で通すことにして、前半は4−3で1本差のリードで折り返しました。
放流のないラウンドだったので、後半はさすがにかなり渋くなりましたが、カウント5のドーナ1.5gを強気の姿勢で押し通し、2本追加しました。これはこれで一つの正解だったと思います。
ただ、難しいはずの表層の魚に上手に釣っていたO竹さんの追撃も厳しく、6−5で辛うじての勝利となりました。
自分の方がちょっとだけ運が良かったのだと思いますが、この3回戦が間違いなく今回の山場でした。
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<4回戦・準々決勝・15分2ローテ・タイマン勝負>
決勝ラウンド初戦となる4回戦もタイマンで3−3のイン側。相手はチームメイトでもあるアンシスのI藤さん。
2回戦を勝った時、巻きスピードが合っていることが良いバイトを出せている要因と捉え、以降、微妙に巻きスピードに影響を与えるアドレナリンの放出と心拍数の上昇を抑制することに努めました。
2回戦の後の昼飯も最低限にしたので4回戦の始まる頃には軽い飢餓状態となり、ガツガツする気にもならずにゆったりとしたリズムを維持できました。
釣り自体は2回戦の釣りをそのまま踏襲した形で、前半はドーナ2gのオレ金と単金を通し、やはりアワセを入れずに59MHを引っ張るくらいの強いバイトを慌てずに取ることだけに専念しました。
前半戦の最大の収穫は、カウント10で反応があることを見つけたことで、後半はこのレンジを徹底的に狙いました。
ディープレンジには、まだまだ活性のある放流魚が残っていると想定し、後半はドーナ1.5gではなく、よりアピール力の強いハイパーフラッシュドーナ1.7gの金黒を投入すると、深いバイトを得ることができました。
その後はドーナ1.5gのシルバーオリーブ系、ハイバースト1.6gの安島カラーのゴールドオリーブをローテしてコンスタントに数を伸ばせました。
疲労感で釣りにぎこちなさが出てしまいましたが、迷いのない会心の釣りをすることができ、11-6で勝利することができました。
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<5回戦・準決勝・10分3ローテ・3人中1位が決勝へ>
準決勝は4号池での放流ラウンドになります。3人で戦い、1位が決勝戦、2位が3位4位決定戦に行くことになります。
4号池の試合は初めてだったので、戦いを終えたばかりのI藤さんに色々アドバイスをもらって釣りの準備に取りかかりました。
3人1人抜けのラウンドで相手はサウリブのお二方。シャースが良い仕事をしてきたのだろうと判断しました。
ちなみに、準決勝の6人の中でスプーンメーカーを背負ってないのは自分だけでした・・・。
1ローテ目はドーナ1.5gのオレ金でスタートしましたが、4号池の放流はあまり経験がなく、少々みっともない釣りとなりましたが、ドーナが効いてくれたので何とか8本取って、トップで2ローテ目に突入しました。
2ローテ目はハイバースト1.3gでレンジを探りながら釣りをしますが、あんまり良い感触を得られず、1本釣るのがやっとで最終ローテとなりました。
最終ローテは何を投げようかかなり迷ったのですが、色々と見せ方を変えられるハイバースト1.6gをチョイスしました。
レンジが下目で良さそうだと気が付いてからはバイトが頻発し、不慣れな4号池でバラシもありましたが4本をキャッチすることができました。
13-11-7の1位通過で、決勝戦にコマを進めることができました。
<6回戦・決勝・20分2ローテ>
決勝戦の相手はヴァルケインのマイスターH井さん。
普段なら尻込みする相手ですが、鉄板王の決勝戦はご褒美的な意味合いが強く、通常は初心者や子供向けの池として使われている1号池に大量放流してもらってのスペシャルラウンド。
この特権を存分に楽しむしかありません。
しかし、5回戦までで労力を使いきり、疲労感に襲われたままの決勝戦となり、思うような釣りはできませんでした。
それでも、アンシスのIさんが1号池で効くマイクロを色々貸してくれたおかげで、自分としてはかなり楽しめました。
28-23の5本差で負けて準優勝と相成りました。
鉄板だけの戦いでしたが、この日の大会は74本釣りました。たくさん放流してもらったので楽しめました。
時間と場所でレンジが大きく異なり、バイトレンジが狭いと感じていましたが、レンジを見つけてしまえば、渋い状況でもドーナ1.5gやハイバースト1.6gで良いバイトが出て、マイクロよりも効率的に魚を取れる状況でした。
良いバイトが出せていたので、エステルを使う必要性も全くなく、放流のない3回戦でもラングレンの60ULでは強いアタリに負けてしまうかと思うくらいでした。
要するに、自分の釣りがこの日の状況に良くマッチし、簡単な釣りができたと考えています。
こういう釣りは、タイマン勝負(3人勝負もありましたが)の心理戦でも有利に作用します。
準優勝という結果は素直に嬉しいのですが、5回戦までそういう釣りができたことが最大の収穫です。
参加者の皆さん、運営スタッフの方々、お疲れ様でした!
<今回のタックル>
ロッド:アングラーズシステム ラングレン60LX
リール:シマノ 14ステラC2000S
ライン:エステル0.3号
リーダー:フロロ0.5号
ロッド:アングラーズシステム ラングレン60LX
リール:シマノ 14ステラC2000S
ライン:エステル0.4号
リーダー:フロロ0.6号
ロッド:アングラーズシステム ラングレン60UL
リール:シマノ 16ヴァンキッシュC2000S
ライン:フロロ0.4号
ロッド:アングラーズシステム ラングレン60UL
リール:シマノ 16ヴァンキッシュC2000S
ライン:フロロ0.4号
ロッド:アングラーズシステム ラングレン63L
リール:シマノ 16ヴァンキッシュC2000S
ライン:PE0.2号
リーダー:フロロ0.6号
ロッド:ロデオクラフト ブロンズウルフ59MH
リール:シマノ 14ステラC2000S
ライン:フロロ0.5号